鶴梅 蔵人ブログ

« 2006年02月 | メイン | 2006年04月 »

2006年03月31日

田中さんの檸檬畑④

霜よけと奥さん.jpg
檸檬の木にかかっている布はなんだと思いますか?
これは霜よけです。冬場の檸檬にとって朝霜は大敵。
一本一本霜よけの布をかぶせていくのは時間がかかるそうです。
「手間かかりますね」
「かかるなぁ。でも大事なことやから」


そんな専業農家田中さんの収入は必ずしも豊かではないそうです。
柚子農家福岡さんのお宅でもお聞きしましたが
「食っていくのは大変や」
「食べてくれる人への気持ちから(自分は)農業をしとる。
でもとても自分の子供には(手間も収入も)大変で継がせられん」


田中さんは50歳後半で、専業農家では近くでは一番若いそうです。
「10年後、20年後農家がおらんようになるかもな。」
色々考えさせられた訪問になりました。
洗った柑橘.jpg
帰りぎわに田中さんの農園でとれる果物を幾つもいただきました。
その果物達をながめながら平和酒造のお酒造りはつくづく
和歌山という土地に支えられていると感じました。
農作物を取り巻く環境を農家さんの暮らしを
少しでもお酒造りを行うことで変えたいと真剣に考え始めた今日この頃です。

2006年03月30日

田中さんの檸檬畑③

田中さんに檸檬作りで大変なことを尋ねると
「檸檬のとげが大変やして(大変なんです)」
ととげを見せていただぎました。
とげとげの実.jpg
いかがですか?とげが6つあるのわかりますか?正解を後で発表します。


奥さんは軍手をはめますが、田中さんはとげがあっても素手で世話をするそうです。
手を見せて頂きましたが痛々しいほどにあちこちに傷があります。
「痛くないんですか?」
「そら、痛いで。でも素手でないと感覚が分からん。
酒造りも手の感覚が大事やろ。」
私もとげの先を触れてみましたが、見た目よりも鋭利で
どこについてるかわからないほど小さいとげがたくさんありました。

田中さんの檸檬畑②

・・・とネタのようなことをしていると
田中さんが迎えにきていただきました。
うって変わって、顔をすましお話を伺いました。
(幸いにも田中さんには私の声は届いていなかったようです)


田中さん夫妻と檸檬.jpg
田中さんの農園でつくられる檸檬はリスボンという種類です。
和歌山では一般的な品種です。
田中さんは以前から健康のことを考え、
農薬の使用を極力抑えてきました。
特に花や実をつける近くの期間(9ヶ月間)は農薬を一切散布しません。
残留農薬に関して研究機関に出荷のたびに出すぐらいの徹底ぶりです。
この檸檬は無農薬や減農薬の表記はできませんが、
ずさんな一部の無農薬農法に比べればずっときちんとしているように感じました。

2006年03月28日

田中さんの檸檬畑①

快晴の日曜日に田中さんの檸檬畑に出かけました。
鶯の鳴き声が遠く聞こえ、心地のいい春風を受けながら
農道の小道を教えられたように歩きました。


歩き続けると農道の小道が檸檬畑に変わり田中さんの畑についたようでした。
檸檬の小径.jpg

「こんにちわぁ~」
大声で呼びかけてみると
「こんにちわぁ~」
と微かに聞こえます。
もう一度
「こんにちわぁ~」
大声で呼びかけてみると
「こんにちわぁ~」
とやはり微かに呼びかけてきます。
田中さんの声だと思い、呼びかけながら探し回りますがいらっしゃいません。
あちらからも後から同じように呼び声が聞こえるんですが(苦笑)


おかしい、ひょっとしてと思い
「こんばんわぁ~」(真昼間です笑)


・・・遠くから
「こんばんわぁ~」


・・・?!


「いらっしゃ~い」(三枝のマネをしながら)


「いらっしゃ~い」


・・・!!


はい、やまびこ初体験です。(笑)


「○○△~」(想像にお任せします)


「○○△~」(想像にお任せします)

実る檸檬.jpg


その後、携帯を鳴らし迎えに来ていただきました。
(最初からそうしなさいと一人ツッコミ苦笑)

2006年03月26日

檸檬農家さん訪問②

忙しくて途中でやめてしまいすみません(苦笑)
タイトルに①を付けることで「続く」にできると気づいてしまったのです(汗)
すみません、続きを(笑)・・・


田中さんのお宅は平和酒造から車で10分くらいのところにあります。
柚子農家福岡さんの御紹介で夜分遅くにお邪魔したのです。
「鶴梅 檸檬」をお持ちしたのですが
「こんなお酒みたことない!」と驚かれていました。
そして「これ大丈夫?」と聞かれました。
国産だけで造っているのかという質問です。
ここから外国産檸檬農薬の話になります。


田中さんによれば外国産レモンは輸出の際に防腐剤や抗菌剤のプールに浸されます。
(生のままでは傷みが早いためです。)
この薬品も檸檬の輸入が自由化される際、それまで国内では認めていなかった薬品であり
米国の圧力により認めてさせられたものでした。
またその残留基準もレモンスライス一枚を使用することを前提に考えているため、
皮をそのままかじることやレモン果汁として使う可能性まで考えてのものではないようです。
そういう状況から和歌山県でも県をあげて檸檬の栽培に力を入れているようです。
一般の消費者にも認知が進み一流ホテルで出される檸檬ティーは
国産檸檬を使っていることがほとんどなのだそうです。
一流ホテルのレモンティーが高い理由が分かりました(笑)


次の日曜(今日です)に檸檬畑を見せていただくお約束をしました。
今から行ってきます!!

2006年03月25日

檸檬農家さん訪問①

八岐の梅酒、鶴梅シリーズを立ち上げる前から
和歌山の農家さんの生の声を聞くことを大切にしています。
昨年だけでも20件近い農家さんをまわり貴重なお話をいただいています。
私が多くの社内、社外業務を切り盛りしているため予定に押されぎみなのですが
農家さんとの時間は最優先で取っています。
酒造りの本質は土造りであり大地に根ざしたものだと思うからです。
蔵にいない時はあぁまた農家さんのところに行ってるんだな
と思っていただけると幸いです。


それで・・・
昨晩遅くに出かけたのが
檸檬農家田中敬造さんのお宅です。
なかなかスケジュールがあわず大変遅い時間にお邪魔したのですが
暖かい眼差しでお話をいただけました。

田中敬造さん.jpg

2006年03月24日

結実予想の続き

昨日の続きを・・・
どうして結実(花が実をつける)割合が高いかということですが、
①昨年、一昨年と不作だった
②今年は冬が非常に厳しかった
という理由が挙げられます。


昨年、一昨年と不作、不作だから今年は豊作?!単純jすぎないか?
とお叱りを受けそうですが昨年、一昨年と不作続きということは
その間に梅の木自体が休まっているともいえるのです。


また今年は和歌山も非常に厳しい冬でした。
梅の開花が遅れ今もまだ咲いてる木もあります。
桜の開花と重なっているほどです。
冬が厳しくて、梅の花の開花が遅れたら
なんだか結実するためにはよくないように思いませんか?
私も農家さんに話を聞くまではそういうふうに思っていました。


しかしまったく逆なんです。


結実のためは蜜蜂さんをはじめとする虫さんが必要です。
蜜蜂さんが梅の花の中で舞うことで
おしべからめしべへ花粉が移り受粉が起こります。
つまり蜜蜂達がいることが条件なのです。
虫たちは厳しい冬が過ぎ、暖かくなってはじめて長い冬の眠りから覚めます。
暖かい冬ですと梅の開花が早まり虫の目覚めが遅いため受粉が起こりません。
今年はしっかりと厳しい寒さがあり春を迎えたので
梅の開花と虫の活動開始がぴったりとあいました。
菜の花と平和酒造.jpg
ともすれば冬は暖かく、夏は涼しいのが人間としては快適でありがたいことです。
しかし、梅の結実をはじめとする自然環境でいえば、
きちんとした寒暖の差、四季の移り変わりは本当に大事なのです。

ちなみに梅の豊作、不作や梅の実の年毎の特性は今後の気象状況しだいです。
降水量や日照時間、温度などにもろに影響を受けます。
梅の生育状況もまた報告しますね。

2006年03月23日

どこよりも早い(笑)紀州梅の結実予想。

梅の花が落ち始めると和歌山では
各農家の結実(花から実になる)予想が始まります。
全ての花が実をつけるとは限らないため受粉をして結実するかどうかは、
梅の作付け状況に影響が大きく、
また梅の出来にも直結します。


では肝心の今年の結実状況はといいますと。。。


なかなか良好!!だそうです。
原因は2つほどあります。
①昨年、一昨年と不作だった
②今年は冬が非常に厳しかった
です。


更に詳しく説明をさせていただきたいのですが、
本日は時間がないのでまた後日書きます。(特に②を中心に)

2006年03月19日

蔵見学

本日、あるお得意先専門店さんが初めて弊社に来られました。


そのお得意先様は弊社の蔵人達を
フルネームで覚えていらっしゃり、
さらに創業前の通称まで御存知でした。
「(平和酒造)ホームページに載せてることは全部見てるよ。
好きな蔵のことは自然に覚えるで。」
とさらりとおっしゃられておりました。


いいお取り引き先に恵まれ支えられていると痛感しました。

日本-韓国戦

ワールドベースボールクラシックで初めて韓国に勝利しました。


今回の2敗と1勝は、野球における
日韓戦の素晴らしいスタートといえると思います。
また米国の敗退やアマチュア軍団キューバの決勝進出など
我々が考えていた以上に各国の野球レベルの差よりも
精神的な物に左右されると痛感しました。


しかし、そんな細かいことを抜きにして
面白い。

2006年03月17日

WBCとセンバツとオープン戦

祝!WBC準決勝出場!


韓国戦で終わったはずだった
「続き」が見れることに感激しています。
次の韓国戦が楽しみでなりません。
米国ーメキシコ戦の判定も不可解で
少し気にかかりますが選手には全力で
今までの鬱憤を晴らしてもらいたいと思います。


また実は私の母校、智弁和歌山が春の甲子園に出ます。
元応援団員としては緒戦は必ず駆けつけるつもりです。
高校野球も不祥事がこのところ多いですが
そんなことを払拭する熱戦を期待しています。


オープン戦も始まって今年の球春は見所満載です。

2006年03月11日

販売に関して

八岐の梅酒、鶴梅完熟、鶴梅すっぱい、鶴梅柚子、鶴梅檸檬を
いつも御愛顧いただきありがとうございます。
また一部商品に品薄が続き誠に申し訳ありません。


協力いただける農家さんとのお付き合いの上に成り立っており
生産数量を大幅に増やすことが出来ておりません。
また販売していただいている専門店様も私どもの取り組みを
理解していただける特約小売店様に限らせていただいております。
特約店様も少しづつ増やさせていただいておりますが
数ではなくどれだけ信頼関係をつくれるかを大事にしているため
販売環境として十分ではないことをお許しください。


檸檬と障子.jpg


お客様にはご迷惑をおかけしており誠に恐縮ではございますが、
何卒、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。

2006年03月10日

受験シーズン

シーズンといえば受験シーズンも終りですね。


この前行った天満宮(学業の神様)では
たくさんの絵馬とおみくじが印象的でした。

天満宮にて.jpg

高校卒業からの10年を振り返る今日この頃です。

2006年03月09日

梅と雨

「いいお天気だ」と朝喜んでいたのですが
昼から少し雨が降りました。
満開の梅が雨に打たれ散りました。

雨と梅とベンチ.jpg

温かい雨、散る花弁。
春到来です。

2006年03月08日

和歌山テレビ取材

昨日は「和歌山テレビ」という和歌山の地方局の取材を受けました。
日本酒でも、一般消費者や酒屋さん、飲食店さんの方と
一緒に田んぼ造りから少しづつ始めております。


昨年から和歌山のマスコミの方に取り上げられ、
新聞ではのべ9回、ラジオは3回、テレビは2回と取材をしていただいています。
少し取材にも慣れてきて気づいたには、
新聞、ラジオ、テレビと取材される方のカラーが違います。


新聞記者さんはやはりバイタリティーとフットワークが抜群で、話させ上手です。
ラジオアナウンサーはとにかく普段から声が明るく元気です。
(私もスタジオで話しましたが明るめの声でも結構暗く聞こえます)
テレビリポーターはカメラがまわると急激にテンションを上げ、さながら演劇を見ているようです。
職業が成長させたのか、それとも職業にあう人だからかは
分かりませんがプロの凄みを毎回感じます。

2006年03月07日

和歌山物産フェア

3/4,5は和歌山県が主催して企画している和歌山物産フェアに参加してきました。
百貨店やスーパーで県産品の売り込みにフェアを開くという企画です。


平和酒造は趣旨に賛同して利益は度外視して参加していますが、
今回のフェアは別の狙いもありました。
高卒新入社員の研修です。
社員が10人ほどの会社に高校生を3名も採用を決めたのです。
平和酒造では蔵人の高齢化、システムの老朽化が進んでいます。
それに対応するということで私がほぼ独断で採用してしまいました。


色々な期待が入り混じる中、
始まった一日目の午前中は、倒れそうになりました(苦笑)
当たり前ですが先日まで学生だったのです。
お客様への積極的な対応ができないのです。
「我慢、我慢。仕方ない、仕方ないと。これから育てるんだから」と
唱えながら一日を終えました。


自分が決めた採用に対する少しの不安がありましたが、
それを吹き払うように帰りの車では明るく反省会を開きました。


その反省会が聞いたのか、
次の日は、全員がお客様へ積極的に話しかけられ
胸をなでおろしました。
長い時間がかかるかもしれませんが、
彼らと共に次の平和酒造を作っていきたいとおもいます。


そんなこちらの気持ちを知ってか知らずか
梅酒展示試飲.jpg
うーん、いい笑顔です(苦笑)

梅酒コレクション

ずいぶんブログをサボってしまいました。(苦笑)
この3月は非常に多忙で、したいと思うことを行えきれず
フラストレーションをためています。
でも小さなことから頑張らないといけませんね。

ということで先週3/3に大阪天満宮に
「梅酒コレクション」に行ってきたことから書きます。


梅酒コレクションは、関西から梅酒文化を発信しようじゃないか
というコンセプトからスタートしています。
主催は梅酒屋さんが行われていますが、
大小とわず30以上の蔵元が参加し梅酒単独イベントとしては盛大な内容でした。

そんな中、うちの梅酒達はいるかなと思いつつ眺めていると
「いたいた」
梅酒コレクション.jpg
梅酒コレクションの看板のそばにしっかりといました。
鶴梅シリーズが誇らしげに座しています。
でも、柚子もいる?
いやいや突っ込まない、突っ込まない。


当日は天候がぐずついていてスタッフの方の苦労が偲ばれました。
展示試飲.jpg
でも大変優秀なスタッフさんばかりで曇り空を感じさせない笑顔と
お客さんへの気遣いを振りまかれていました。
本当に1週間お疲れ様でした。

このページのトップへ

Copyright (C) 2005 HEIWA SYUZO All Rights Reserved.
プライバシーポリシー