最高峰の梅酒
まさに今梅酒造りの佳境を迎え、
蔵人達の仕込む姿も鬼気迫る雰囲気を出しています。
あと少しで梅の入荷も終わりです。
なんとか事故や怪我などなしで終わることを願っています。
ところで、梅酒に最高峰ってあるんでしょうか?
毎年、更なる品質向上へ、更なる高みへと取り組んでいますが、
まだ蔵人も私も心底納得できるものができたことがありません。
出来上がった瞬間、おぉいい物ができたと思いよろこぶこともありますが、、
日がたつにつれ「これではないんではないか?
ここがしたりなかったんでは?」と疑問が大きくなります。
物造りとは、そういうものかもしれません。
今年、平和酒造では新しい挑戦をします。
名づけて「プロジェクトS」(SはスペシャルのSです)
コストなどのことをまったく考えず、
最高の素材、最高の酒、持てる技術の全てを使い、
どこまでの物に仕上がるか。
真剣勝負です。
先程まで社長とほぼ口論に近い激論を交わしていましたが、
必ずしも販売するつもりはありません。
最高においしい、平和酒造のクォリティーだ
と納得できた時だけ販売するつもりです。
納得できなかった時は、全部飲むしかないでしょう。
最後は天神様だのみですね。(苦笑)
十分に熟成をさせるつもりですので販売時期も考えていません。
「売れる前に会社がつぶれる」(社長)のは避けなければいけませんが。。。
しかし、F-1で各車会社が最高の技術で勝負し、
その副産物として技術力が上がるように、
技術を磨くために必要なことだとも思います。
「S-1」「S-2」の2本の仕込みに、
各蔵人の魂が込もります。
コメント
社長が危惧する「売れる前に会社がつぶれる」というのも理解はできますが、しかしながら新しいモノ造りへチャレンジできるのはメーカーにだけ許された特権ですから、それなくしてメーカーとしての進化はないものだと思います。
逆境にめげず頑張れ!
投稿者: 梅庵和尚 | 2006年07月03日 23:03
いつも本当にありがとうございます。
今、出来ることの全てを尽くしたいと思います。
投稿者: 山本 典正 | 2006年07月05日 08:59
このHPをふと開かせていただき、素直に感動しました。私は大阪でワイナリーを経営しております、河内ワインの金銅と申します。御社の酒造りに対する情熱、愛情がこれでもかというくらいに伝わってき、ものすごいHPだなと関心させられました。是非、一度お会いできればと思います。
投稿者: 金銅 重行 | 2006年07月05日 18:08
>金銅さま
書き込み、ありがとうございます。
私は平和酒造の山本です。
お会いできた時には、ワイン造りにも興味がありますので、色々お話を聞かせていただければと思います。
投稿者: 山本 典正 | 2006年07月06日 13:00
はじめて書き込みさせていただきます。
東京在住で、梅酒の本出版の際にいろいろ個人的な梅酒の資料を山本様に送らさせていただいた者です。その節はお電話で変な質問に丁寧にお答えいただきありがとうございました。
何をもって最高とするかは、造り手の明確な哲学と、その己を信じる心ありきだと思います。今の日本で溢れる地酒蔵の梅酒のほとんどには目指すべき品質とやる気が見えません。清酒、焼酎についても1000以上ある蔵元の中でも一部の蔵しか見えていないのでとさえ感じます。
平和酒造さんの考える最高の梅酒は私も楽しみです。
投稿者: 大神 | 2006年07月07日 12:51
>大神さん
どうも書き込みいただきありがとうございます。
またその節は大変お世話になりました。
貴重な資料は今でも読み返しております。
何を持って最高とするかは、確かに造り手に多くの部分がゆだねられていますね。
「どこの蔵と比べて」とか「梅酒界で1番」でも決して違うように思います。
梅酒、リキュールの格の向上や
梅酒を世界レベルでの酒としてアピールできるような、今の価値観を壊すような酒を造りたいと思います。
そして何よりお客さんに喜んでもらえる物にしたいです。
投稿者: 山本 典正 | 2006年07月07日 20:01