高校野球もクライマックスに差し掛かり、
(まだまだ暑いですが)夏の終わりを迎えようとしています。
私は高校時代は応援団員をしましたので、
球場に流れるヒッティングマーチやサイレンを聞くと
当時の感覚に戻ります。
和歌山県はスポーツでは、野球と相撲がもともと盛んな県です。
相撲は最近ではやや衰退ぎみですがアマチュア相撲が盛んです。
高校野球でいえば、旧制中学時代の
和歌山中(桐蔭高校)、海草中(向陽高校)をはじめ、
戦後の名将尾藤監督率いる箕島高校、近年の智弁和歌山高校など
安定して強豪が出現しています。
それを支える少年野球も強く全国大会で
何度も優勝するチームもあるくらいです。
私も小学校1年の時に、当時私のヒーローだった
阪神タイガースのランディ・バースに憧れ
小学校の野球チームに
入団しようと見学に行ったことがありました。
(当然お気に入りの野球帽をかぶって)
見学に行くと私を囲んで
監督さんや他の選手の親御さんも大歓迎で
チヤホヤされました。
「体が大きいからすぐに他の子らに追いつけるで」(監督)
「毎日練習したらホームランも打てるようになるで」(どこかのだれか)
「誰か好きな選手おんの?」(監督)
(もじもじしながら)「・・・バース」(私)
「おぅ!バースか、頑張ったら甲子園で野球できるかもしれへんで」(監督)
その時には私の頭の想像の中では、
自慢の髭をなびかせながら
颯爽とグランドをまわるバースに自分の姿を重ねていました。
ボーっと未来のバースの想像をしている私。
しかし、その後の監督の言葉がいけませんでした。
「入ってくれると本当にうれしい!!これで・・・
念願の三軍が結成できる!!」
「?!」(私)
(2軍スタートでもないんだ。というか頭数だけほしかったんや)
子供ながらに最初から1軍でできるとは思っていませんでしたが、
まさか田舎の小学校のチームで三軍があるとは。
おそらくバースに憧れて入団した小学生が多かったのでしょう。
そんなに現実は甘くないと自分に言い聞かせながら、
しかし、さっきまで熱心に誘ってくれていた本心を知り、
未来のバースは(始めてもないのに)がっかりとバットを置きました(笑)
おそらく見学に行ったその後にまた誘われていたら
たぶん入団していたように思います。
それだけ、野球をしてみたかった記憶があります。
しかし、誘われませんでした。
がっかりした姿が印象的すぎたのかもしれません。
今でもよく思い出します。
あの監督の言葉がなければ・・・
あの時野球を始めていれば・・・
今頃メジャーで髭をはやして・・・
ホームランをたくさん打って・・・
いえ
私の運動神経からしてまったく
可能性はないですね。(苦笑)
髭もバースみたいではないですし。
野球への憧れは、私の中で膨らみ、
応援団員という形で高校野球に関わることになります。